パフォーマンスライセンス取得!【後編】
ジャグリングとアクロバットの道具を持って何処へでも!
パフォーマーのひぃろです。https://www.acrohathiyro.com
パフォーマンスライセンス(大道芸ライセンス)取得の後編です。
【前編】では 1 書類・動画 、2 パフォーマンスの内容 について書きました。
【後編】では
について書きたいと思います。
3. パフォーマンスの内容だけではない
お客さんをたくさん集めて盛り上げた人が、オーディションに合格してライセンスを取れるのかといえば、そうとも限りません。
特に商業施設の場合は、イメージを大切にします。ファミリーを対象としている施設は、ファミリー層が楽しめるパフォーマンスを。若者を対象としている施設は、やはり若者が楽しめるパフォーマンスを選ぶ傾向があります。
さらに商業施設の場合、経験や実績があるパフォーマーを選んでいる印象です。
逆にヘブンアーティストのように、経験は少なくても伸びしろがあるパフォーマーを選ぶ傾向があるライセンスもあります。
いずれにせよ、パフォーマンスの内容だけでなく言動に気をつけることは大事だと思います。
オーディションに限らず、僕がショー中に気をつけているポイントが3つあります。
①投げ銭トーク
できるだけシンプルに。聞いている方がクスっと笑えるように心がけています。
長々語ると聞いている方は飽きるし、印象も悪くなる可能性もあります。
パフォーマンスが良くても、投げ銭トークが原因でオーディションに受からないもあります。
②外国人のお客さんへの対応
最近は外国から来られる観光客だけでなく、日本で働いている方も増えています。
簡単な英語、英語が伝わらない場合でもジェスチャーで伝わるものをいくつも用意しています。
差別的な表現をしないよう十分気をつけます。
③ハプニングが起こったときの対応
子供が演技エリアに入ってくることはたまにあるし、ごく稀ですが酔っ払ってからんでくる方もいます。
笑いでうまく処理できれば、もちろん最高です。しかし、どうしても危険な場合や、観てる方が不安・不快になる場合は、無理せず中止することもあります。
最後に、これはあくまでも僕の推測ですが、初めて開催されるオーディションは合格率が高い気がします。
発足したばかりのライセンスに応募するのは、作戦のひとつでしょう。
4. 当日
集合時間より早めに到着して、場所の確認をするようにしています。地面や高さの状況の確認、また当日強風の場合もあります。車で行く場合は、駐車場が混んでいてギリギリになってしまうことも十分考えられます。
時間と心の余裕がないと、対策も立てられないまま実技に入らなければいけません。
担当者には挨拶をちゃんとします。
挨拶ができないパフォーマーは、おそらく実技に入る前に落ちています。
演技の順番はあらかじめ決まっているか、当日クジ引きで決める場所もあります。
演技の順番によっては、お客さんの足を止めづらく気持ちも焦りますが、いつも通りにやるよう心がけます。
大抵の場合、審査する方は難しい時間・状況だと理解したうえで審査をしてくれます。
たくさん集めること・盛り上げることにこだわるよりも、普段の自分のショーを丁寧にやることが大事かなと思います。
(一次審査に通った時点で、審査員は自分のパフォーマンスに興味を持ってくれたのだから)
以上、パフォーマンスライセンス(大道芸ライセンス)を取得に近づく方法と心構えを、僕の経験・分析を通して書かせてもらいました。
足りない部分もあったかと思いますが、少しでもお役に立て幸いです。
国内400以上のイベントに出演。海外15ヵ国でショー。パフォーマンス歴20年。
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